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Aug骨粗鬆症
定義 骨粗鬆症はカルシウムの恒常性変化によって誘発される骨代謝疾患です。カルシウムの吸収と排出の間のバランスが崩れカルシウムが不足すると、不足した分は骨の中に貯蔵されているカルシウムが使われてしまいます。骨の中のカルシウムが抜けて骨密度が低くなり、すが入った大根のように骨組織にすかすかの穴があくのが骨粗鬆症です。 原因 骨粗鬆症は、食生活によって必要なカルシウム量を得ることができず、さらに身体活動の制限や運動不足により新しい骨を形成できるだけの力学的負荷が得られない場合に発症します。動は、新しい骨を形成する際の形成細胞に影響を与え、骨密度維持と増進に効果的です。年を取れば骨形成細胞の機能が低下するため、誰でも徐々に骨損失が起こります。しかし骨粗鬆症が健康上の問題を引き起こすのは男性よりも女性に多く、女性は男性よりも骨密度が10~25%低いため、大腿骨折の危険性が3倍、脊椎骨折の危険性が8倍高くなっています。
